
美容外科クリニックに約5年間勤務し、採用面接も担当していた経験から、今現在は美容外科で働きたい女性に向けた記事を書いております。

美容外科の受付の面接にベストな服装【ポイントは3つ】
次の3つが重要ポイントです。
その①:美容外科の受付面接時の服装は、スーツ一択
中でも面接時の服装は最重要ポイントです。
美容外科の面接には私服ではなくスーツで行きましょう。これは、受付に限らず看護助手・看護師さんも同じです。
たとえば同じ美容系のアパレル業界の面接では、その人が「この会社の商品(服)に合っているか」「服装からその人の雰囲気を読み取る」などの意味でもあえて私服で面接をお願いするところがありますが、美容外科は接客業といっても根っこは病院(クリニック)です。
またアパレルは一日中私服で接客しますが、一方の美容外科は出勤・退勤時以外はクリニックから支給される制服を着用します。そのため普段の私服はほとんど仕事に関係しません。
どうしても私服で面接に着てほしい場合は、求人票にその旨記載があったり、面接の案内などで事前に伝えられるはずです。とくに求人票に記載がなく、面接前の案内でもとくに指定がなければ必ずスーツを着用しましょう。
どんなスーツを選ぶべき?
とくに規定はありません。
一般的なリクルートスーツが無難で、パンツスタイルでもスカートでもどちらでも大丈夫です。
しかし先ほども言ったとおり、美容外科はあくまで病院(クリニック)です。派手なスーツではなく、色は黒のスーツを選びましょう。

白は爽やかさや清潔感が出せます。
淡い色がオススメです。

それなら地味すぎなくていいかも。
靴はどうしたらいい?
その②:美容外科の受付面接では、アクセサリーは最小限に留めるべき
美容外科の面接では華やかさをアピールするためのピアスやネックレスは必要ありません。もしアクセサリーをつけるのであれば、最小限のものに留めましょう。
- 揺れるピアスは×
としているようなところもあります。
長すぎる爪もNGです。ネイルはパーツなど付けず、色はベージュやピンク系のシンプルな色を選びましょう。

ブランド物のカバンでもいいとは思いますが、あまり嫌味のないカバンにしましょう。面接担当者の中にはブランド物を好まない人もいるので、スーツや靴と同様、万人受けする手提げカバンが無難でしょう。
派手すぎる時計は控え、シンプルな物を身に付けましょう。
その③:美容外科の受付面接へは、落ち着いた髪色で髪型はひとつ結びで行くべき
髪は印象を大きく左右します。
美容外科の面接には極力暗めの髪色で、肩より長い髪であれば必ずひとつに結んで行くことをオススメします。
あまりに明るすぎる髪色は病院(クリニック)という場所に相応しくありません。真っ黒にする必要はありませんが、明るすぎや極端に暗すぎる髪色はNGです。髪が明るい人は、せめて面接の日だけは黒染めスプレーなどで対策しましょう。
また、髪が肩より長い人は必ずひとつ結びにしましょう。
前髪が目にかかっている人も要注意です。
目は口ほどに物を言うといいますが、せっかく面接でいいことを言っていても前髪で目が隠れてしまっていたら面接官に気持ちが届きません。
美容外科の面接場所へ行く時間と持ち物
面接時の服装について知ることができたら、次に当日の入り時間や持ち物を事前に把握しておくことも大切です。面接場所へ早く行ってしまうとかえって迷惑になることもあります。
これを知ると「そうなの!?早ければ早いほどいいと思ってた…」と感じるかもしれませんが、クリニック側に「ちょっと迷惑…」と思われてしまうような行為を自らしてしまうのは危険です。
知っておいて損はありません。
遅くても15分前には面接場所の外に着くようにする
面接場所が馴染みのある場所であったり、よく通っている場所でも、必ず15分前には面接場所の外に到着しているようにしましょう。
この時間を使って服装の最終チェックをします。
家を出る前に服装をきれいに整えていたとしても、最終チェックができず服装が乱れたまま面接が始まってしまったら台無しです。
面接に指定された時間の15分前には外に着いていられるよう、時間を逆算して家を出ましょう。
面接会場には5分前に入る(早すぎてもだめ)
実際に面接会場に入るのは5分前です。遅刻は絶対に厳禁ですが、実はこれ、早すぎてもだめなんです。
なぜなら美容外科には毎日たくさんの人が訪れ、働くスタッフも患者様(お客様)の対応で目一杯なときがあるからです。とくに午前中は患者様(お客様)の数が多く、早く入りすぎてしまうと待合室も大勢の人で埋まり、かえって迷惑になることが考えられます。
また、そのような混雑している時間帯と面接時間が被っていると、面接開始まで待たされる時間も長くなります。
5分前という時間はクリニック側にとっても自分にとってもベストな時間です。クリニックに迷惑をかけることがないよう、面接に指定された時間の5分前を目安に会場に入りましょう。
面接時の持ち物
美容外科の面接に行く際は、
- 履歴書
- 職務経歴書
- ノート
- ペン
最低でもこの4つを持参しましょう。先に履歴書と職務経歴書を郵送している場合でも、郵送前は一部ずつコピーをとっておき、当日はそのコピーを持参するのが理想です。
また仮に、面接当日に内定が決まりそのまま今後の日程などの説明をされるケースもあるため、ノートとペンは必ず持参するようにしましょう。
美容外科は当日採用もあり得る世界です。このことを想定し予め用意をしておくことで、面接官にいい印象を与えます。
美容外科の受付面接時に面接担当者に聞いておくべきこと
美容外科の受付面接に合格したら、その後の準備に焦らないためにもその場で面接担当者に聞いておくべきことがあります。
また自ら質問することで「やる気」や「積極的」な印象を与えられることもあります。ぜひ覚えておきましょう!
それがこちらです。
この一言だけでもかなり「やる気」や「積極性」が見えてきます。
当時私が面接を担当していた中でも、実際にこの質問をしてこられた方が何名かいらっしゃいました。もちろん、いい印象を受けています。
忙しそうな状況が見られたらかえって迷惑になる場合もあるので、その場の状況をみて質問するようにしましょう。
美容外科の受付面接に合格したら!準備しておきたい物
無事に採用が決まり担当者から入職日を伝えられたら、それまでに前もって準備しておきたい物があります。最後にそれをお伝えします。
その①:通常勤務時の服装に必要なもの
美容外科ではクリニック指定の制服が支給されます。
基本的には支給される制服以外は自分で用意する場合が多いです。
たとえばストッキングや、制服の上に羽織るカーディガンです。
カーディガンの色は指定があるところも多いため、採用連絡があったときには必ず確認するようにしましょう。

その②:髪留め(バナナクリップなど)
ピアスやネイル以外にも、実は髪留めひとつで華やかさが出せます。
実際、美容外科で働く女性はお洒落なバナナクリップを使って髪を留めている人が7~8割です。
こんな感じのものですね!
まとめ:美容外科の受付面接の服装はスーツ一択です
最後に記事のポイントをまとめます。
- 美容外科の面接には必ずスーツを着て行くこと
- アクセサリーなどの装飾品は最小限に留め、髪色や髪型も派手にしない
- 面接場所へは15分前に着き、身だしなみを整えたあと5分前を目安に会場入りする
- 面接には履歴書・職務経歴書・ノート・ペンを必ず持参すること
- 状況を見て「入社までに勉強しておくことはあるか」を聞いておく
- 採用後の準備に焦らないためにも、事前に購入しておくべきものを把握しておく
こんな感じですね。
面接は顔を合わせてからわずか5秒が勝負です。面接担当者に与える印象は5秒で90%決まるといっても過言ではありません。
外見や雰囲気、面接での受け答えももちろん大切ですが、もっとも重要なのは常識的な服装や身だしなみです。全体の身だしなみが合否を左右します。美容外科の受付面接に絶対合格したい!と思う気持ちがあるなら、まずは万人受けする服装を選び、身だしなみをきちんと整えることが第一優先です。
派手さは控え、それよりも「清潔感」や「爽やかさ」を意識して面接に臨みましょう!
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