美容外科の受付の給料は高い?給与アップに覚えておきたい2つのこと

悩む人
美容外科の受付で働きたい人
美容外科の求人を見たら給料が高くてびっくり!どうしてこんなに高いの?実際にこの金額が貰えるのかも不安。手取りにするとどれくらいなんだろう?ボーナスや手当は本当に出るのだろうか…?インセンティブって言葉も見たけどよく分からない。

 

こういった疑問にお答えします。

 

本記事の内容
 美容外科の受付の給料は高い?年収や月収の相場

 美容外科の受付で給料を上げたいなら覚えておきたい2つのこと

 美容外科受付の給料の例
この記事を書いている私は元美容外科の受付スタッフです。
美容外科に約5年間勤務し、当時一人暮らしができるくらいの十分な給料をいただいていた経験から、今現在は美容外科で働きたい女性に向けた記事を書いております。
美容外科受付給料高い
美容外科の開院が増えるほど、それに比例し求人の数も増えています。
美容外科は給料も高いことから常に人気の高い職業です。どうせ働くなら給料が高い職業のほうがいいに決まってますよね。
しかし、給料が高いのにはワケがあります。決して楽して高給なわけではありません。
そこで今回は「美容外科の受付で働きたい女性に向け、美容外科の給料が高い理由や給料をアップさせるために覚えておきたいこと」を解説したいと思います。
求人票に書かれている給与が本当にもらえるのかと疑問や不安をお持ちの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
※5分ほどあれば読み終わります。
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美容外科の受付の給料は高い?年収や月収の相場

美容外科の受付の給料は高い?給与アップに覚えておきたい2つのこと_1美容外科の受付の給与は、下の2つがポイントです。

美容外科の受付給料
 雇用形態で変わる給与

 基本給以外の各種手当やインセンティブ制度がカギ
基本給などは美容外科によって異なりますので、ひとつの目安として参考にしてくださいね。

雇用形態で変わる給与【1】正社員の場合

美容外科受付の正社員の給与は受付カウンセラーや看護師よりは低く、地域によっても異なりますが、年収にするとだいたい300~450万円ほどです。

基本給にプラスして各種手当やインセンティブ、さらにはボーナス(賞与)が支給されれば年収は大幅に前後します。

たとえば正社員の基本給が250,000円で、そこに手当やインセンティブが100,000円ほど付けば、月収は350,000円前後になります。またそこへボーナス(賞与)が支給されればさらに月収は高くなります。

手当やインセンティブがまったく付かない月があったりボーナスが支給される月は会社で決まっているため、月収で見るとその差は大幅に変わります。

女医活ライター
私が働いていた美容外科のボーナス支給月は、6月と12月の年2回でした。また通常の給与とは別々に支払われるため、その月は給与明細が2枚になります。
昇給は毎月行われるところや年に1回のところがあり、これも美容外科によってさまざまです。大手の美容外科だと毎月査定されているところが多いイメージですが、私がいたところは昇給というより階級やランクが徐々に上がる形式で、基本給にその分がプラスされるわけではなく、手当やインセンティブの金額が階級・ランクによって変動する形でした。(これがめちゃくちゃややこしい…。)

雇用形態で変わる給与【2】正社員以外の場合

正社員以外だと、パートやアルバイト・派遣が挙げられます。

こちらも働く美容外科や配属される地域で異なりますが、さらに勤務時間によって給与は変わります。フルタイムで美容外科の受付で働くとすれば、年収はだいたい250~300万円弱と考えていいかと思います。

パートやアルバイト・派遣でも各種手当やインセンティブが付くことは考えられますが、ボーナス(賞与)は支給されないことがほとんどです。稀にパートでもボーナスが支給される美容外科もありますが、正社員と比べるとその額は少ないと言えます。

パートやアルバイト・派遣の場合でも、各種手当やインセンティブが付くか付かないかで年収や月収は大幅に変わってきます。

ちなみにパートやアルバイト・派遣でも、正社員と同じように昇給がある美容外科はわりと多いです。

基本給にプラスされる各種手当やインセンティブ制度がカギ

ここまで見ても分かるように、美容外科受付の基本給は一般的な企業とさほど変わりません。美容外科の給料が高いといわれている理由には、各種手当やインセンティブがカギを握っているといえます。

大手の美容外科だと、手当やインセンティブが付いて月収が前後するように基本給をあえて低く設定しているところもあります。

一見、基本給が高いほうが給与が安定してそうですが、基本給が低くても各種手当やインセンティブ制度があることで働くモチベーションが上がるのは事実です。

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美容外科の受付で給料を上げたいなら覚えておきたい2つのこと

美容外科の受付の給料は高い?給与アップに覚えておきたい2つのこと

美容外科の受付で給料をアップさせたいのなら、覚えておくべきことが2つあります。美容外科では、仕事を頑張れば頑張った分だけ給与に反映されます。そのためには、各種手当やインセンティブがもらえるように努力しなければいけません。

女医活ライター
私もとにかく給与が上がるよう、できることは積極的に行なっていました。

美容外科の受付にはこんな手当がある

まず、美容外科にはこのような手当があります。

 美容外科の手当
 役職手当▶マネージャー、チーフ、リーダーなどの役職に就くともらえる手当

 出張手当▶ヘルプ・教育・指導で他院に出張するともらえる手当

 特別手当▶通常の業務以外の業務を行うともらえる手当《例》美容外科の受付で入職したけどカウンセリング業務もしているときなど

 残業手当▶残業するともらえる手当

これらの手当は受付職に限らず、看護助手や看護師も同じです。この手当が付けば付くほど自然と給与は高くなります。

そのため私は、まずは役職に就けるよう他のスタッフとどこかで差をつけたり、出張にいつでも対応できるよう独り身でいたり(笑)、受付業務以外の仕事もこなしたり、仕事のあと予定を入れずに残業にも出れるようにしていました。

ここまでやる必要はありませんが、美容外科は特殊な業界でもあるため、上層部の人間はいつでもどんなことにも対応できるよう私生活のほうを調整している人も少なくありませんでした。

全部の手当をもらうというよりも、どれかひとつの手当でも貰えるように普段の業務に真面目に取り組み努力することが大切です。
>>参考:【実際の口コミ】美容外科の受付で働いていた経験から感じたこと

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手当とは別に、インセンティブ制度がある

上で挙げたような各種手当とインセンティブは別枠です。そもそもインセンティブ=ノルマのことと思っている人が多いですが、インセンティブとノルマとでは意味合いが異なります。

ノルマは個人もしくはチームで達成しなければいけない目標ですが、インセンティブは個人もしくはチームの成果に応じて受けることができる業績給・奨励金のことを指します。

この2つは、

  • 「ノルマ」は必ず達成しなければいけない
  • 「インセンティブ」は必ず達成しなくてもいいが、達成すれば給与に大きく関わる

という点が大きな違いです。
もちろん、インセンティブが付けば月収は高くなります。

インセンティブ発生の基準はクリニックによって異なり、たとえば、

  • 施術が決まり患者さんを獲得できたらインセンティブが発生
  • 化粧品などの高額コスメを売ったらインセンティブが発生
  • 院ごとに売上目標金額が設定され、その目標金額を上回ればインセンティブが発生

こんな感じで基準はさまざまです。
インセンティブは業績がいいほど高額になることも多いです。

インセンティブがあることによるメリット

中規模から大手の美容外科の多くは、院ごとや月ごとに売上目標金額が定められています。
そのため、インセンティブが貰えるようチーム一丸となり月の目標金額の達成を意識するようになります。

個人にノルマを課さないインセンティブ制度を取り入れていることで、ひとりひとりが自然とチームワークを大切にするといった傾向が見られることが大きなメリットです。

また、徐々に団結力も増していき、いい雰囲気の中で働くことができます。

インセンティブがあることによるデメリット

売上目標金額にもよりますが、ほとんどの場合は目標金額を達成すると10,000円以上がインセンティブとして給与に上乗し支給されます。

売上目標金額を大幅に超えたり、自分の階級やランクが上がればその分インセンティブの金額も高くなります。

ただし、売上目標金額はギリギリ達成するかしないかの瀬戸際で設定されることが多いため、目標金額に達成しない月が出てくることも多いにあります。そのため、数万円のインセンティブがまったく支給されず0円ということも考えられます。よってインセンティブが付く月の月収と付かない月の月収とでは大幅に差が出ます。

また、目標に達成しなかった場合、達成した月の給与と比べると「給与が下がった」と感じる人も出てきてやる気を失くしてしまうスタッフも少なくありません。他には、チーム一丸となり全員で目標達成に向かう努力をしている中、ひとりでもその努力が見られない場合は時にスタッフ同士で摩擦が生じることもあります。これにより、院の雰囲気が悪くなることも考えられます。

研修期間はインセンティブがもらえない?

残念ながら、研修期間中はインセンティブがもらえないことがほとんどです。こちらも美容外科によって基準が異なるため一概にはいえませんが、正社員になって正式に所属が決まるとインセンティブが発生すると思っておいたほうがよいでしょう。

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美容外科受付の給料の例

美容外科の受付の給料は高い?給与アップに覚えておきたい2つのこと_2

これらを踏まえ、美容外科受付の給料例をお伝えします。
転職の際の参考にしたり、一人暮らしを考えている人はその目安にしたり、今後の生計を立てるための活用として参考にしてみてください。

手当なし・インセンティブなしの給料例

基本給¥240,000

月収¥240,000

手当あり・インセンティブなしの給料例

基本給¥240,000
役職手当¥30,000
残業手当¥5,000
通勤手当¥15,000

月収¥290,000

手当あり・インセンティブありの給料例

基本給¥240,000
役職手当¥40,000
残業手当¥16,000
特別手当¥20,000
通勤手当¥15,000
インセンティブ¥40,000

月収¥371,000

インセンティブが付く月と付かない月とでは、月収にかなりの差があるのが分かると思います。手当もしっかり付いてインセンティブも毎月入れば、年収もそれなりにアップします。

そして、年金や住民税など、多い時には60,000円ほど引かれることもあるので、手取りは平均300,000円前後と考えていいでしょう。

福利厚生や通勤手当もチェックポイント

美容外科の給料は、福利厚生や通勤手当もかなり重要になってきます。

たとえばクリニックで着用する制服代やシューズ代など、会社が負担してくれるところもあれば半額は自分で負担するところもあったりします。全額負担というところもあるので要注意です。昼食代を負担してくれる会社もあるので、転職の際は福利厚生も十分にチェックしましょう。

通勤手当も同様です。
上限が決められて支給されるところがほとんどですが、通勤手当がまったく出ないという美容外科もあります。

月収や年収に大きく関わってくるので、この2つもきちんとチェックしておきましょう。

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まとめ:美容外科の受付の給料は、頑張れば頑張るほど高くなる

最後に記事のポイントをまとめます。

  1. 美容外科の受付の給料(年収・月収)は雇用形態によって異なります
  2. 正社員であれば年収は300~450万円ほど、パートやアルバイトであれば250~300万円ほど
  3. 美容外科には各種手当やインセンティブ制度があって、頑張れば頑張るほど給与はアップする
  4. 手当やインセンティブが付く月と付かない月とでは月収に大幅な差が出る
  5. 福利厚生や通勤手当も給料が大幅に変わる重要なポイントです

こんな感じです。

いろいろな美容外科があって、同じ美容外科の受付という職種でも実際に働くクリニックによっては給料が大きく変わってきます。

パートやアルバイト・派遣で美容外科の受付を募集しているところは少ないと思います。手当やボーナス、インセンティブをきちんともらうためにも正社員で入社することをオススメします。

入社後は、普段の勤務態度や頑張り次第で給料も高くなり、インセンティブが付けば大幅な給料アップも期待できますね。私生活の充実や一人暮らしも十分にできるくらいの給料がいただけますので、倍率の高い美容外科に合格したあとは、その後の業務に精一杯取り組みましょう!

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