

美容外科クリニックの受付の志望動機で伝えるポイントは4つ
志望動機には次の4つのポイントを含めましょう。
その①:どうして受付職を希望したのか
「どうして受付職を希望したのか」は、志望動機のメインとなる部分ですね。
看護助手やカウンセラー(クラーク)といった職種もある中、なぜ受付職を希望したのかを明確に示さなければなりません。
受付職は他の職種と比べて人気があり、その分倍率も高いです。クリニックの受付という職種に魅力を感じている理由やエピソードなどがあれば積極的に志望動機に記載します。
その②:どうしてこの美容外科クリニックを選んだのか
次に大事なポイントとしては「どうしてこの美容外科クリニックを選んだのか」です。これも志望動機の欄に書く内容としては定番中の定番といえます。
- 貴院の経営理念・経営方針に感銘を受けた
- 患者様(お客様)を幸せにしている
- スタッフを大切にしているところが良い
- 最新の医療技術を提供しているから素晴らしい
その③:活かせる経験とスキルは何か
美容外科クリニックは自費診療のため、特別な資格やスキルは必要ありませんし医療事務の資格もいりません。しかし、前職で経験した業務内容やスキルは受付職で活かせる場合があります。
受付職の仕事内容には、電話対応・問い合わせに関する返信・明細書や見積書の作成・クレジットカードでのお会計・医療ローンを利用したお会計などがあります。
つまり、パソコン操作ができたり、少し医療ローンの知識がある方などは優遇されやすい傾向にあります。前職で培った経験があればアピールポイントとして触れることができますので、積極的に志望動機に記載しましょう。
また、特別なスキルや業界未経験でも美容外科クリニックの受付として活躍できる理由については、【実際の口コミ】美容外科の受付で働いていた経験から感じたことで解説しているので合わせてご覧ください。
その④:今後どんなことに取り組みたいのか
入社が決まり美容外科クリニックの受付で働いていく中で、あなたがその後どんなことに取り組んでいきたいかを志望動機として具体的に示しましょう。
企業側は、採用した人にはできる限り長く働いてほしいと思うものです。
受付の一員としてずっと働いていきたいのか、もしくは受付職に限らずオールマイティに活躍していきたいのかなど、明確に自分のビジョンを示すことが必要です。
美容外科クリニックでありきたりな志望動機は極力避けよう!
先ほど少し触れましたが、志望動機に「どうしてこの美容外科クリニックを選んだのか」について書く際、どうしてもありきたりな内容になってしまうことが多いです。
- 貴院の経営理念・経営方針に感銘を受けた
- 患者様(お客様)を幸せにしている
- スタッフを大切にしているところが良い
- 最新の医療技術を提供しているから素晴らしい
これらは、言ってしまえば美容外科クリニックとして当たり前のことです。
どんなクリニックでも基本的には全面に掲げている理念・方針でもあります。
また、「美容が好き」といったアピールも少しありきたりです。たとえば、
- とにかく美容が大好き
- 美容については人一倍気を遣っている
- 小さいころから美容には敏感で、美への関心が高い
こんな内容です。
今や美容外科クリニックの求人に応募しない人でも「美」への意識が高い女性はたくさんいます。美容医療業界の世界に入るためには、周りにいる大勢の美意識が高い女性となにか差をつけなければなりません。
これらの内容を踏まえて作成した例文を見てみましょう。
【悪い例文①】経営理念・経営方針を入れたありきたりな志望動機
といった感じになるでしょうか。
一見すると文字数もちょうど良く、なかなか良い志望動機では・・・?と思ってしまいますよね。
しかし、多くのクリニックが似たような経営理念・経営方針であるため、とくべつそのクリニックでなくてもいいのでは?という志望動機になってしまっているのです。また、こうした経営理念・経営方針をもとに志望動機を書く方はとても多く、これまで何百枚という履歴書を見てきた経験がある私としては「またこれか・・・」といった印象を持ってしまいます。
そして、この志望動機の例文には受付職に関する内容がまったく書かれていません。そのため、敢えて競争率の高い受付職でなくてもいいのでは?といった印象も受けてしまいます。
【悪い例文②】美容好きをアピールしたありきたりな志望動機
こんな感じです。
一見すると美容への関心がとても高く、美を提供する側になりたいという気持ちが伝わってきて良いように思います。
しかし、経営理念・経営方針と同じように多くの方が美容が好きという内容を志望動機に書くことと、受付職に関する内容がまったく書かれていないため、とくべつそのクリニック・受付職でなくてもいいのでは?という志望動機になってしまっています。
美容外科クリニック受付の志望動機【良い例文】
志望動機に経営理念・経営方針を書くことや、美容が好きであることを書くことが悪いことではありません。ただし、上で説明したとおり、ただ感銘を受けていることや美容が好きなことを書くだけでは意味がなく、この2つを上手に活かして志望動機を完成させる必要があります。
大まかにいうと、志望動機には「○○に感銘し、受付では○○に取り組み、美への関心を○○~」といった内容を書きましょう。
それでは実際に採用担当者の目を惹く志望動機をご紹介します。
こちらの志望動機の例文で約190文字です。
まとめ:美容外科クリニック受付の志望動機は具体的な内容を明確に示すことが重要
最後に記事のポイントをまとめます。
- 美容外科クリニック受付の志望動機を完成させるポイントは4つあります
- ①どうして受付職を希望したのか ②どうしてこの美容外科クリニックを選んだのか ③活かせる経験とスキルは何か ④今後どんなことに取り組みたいのかを一文に入れる
- 志望動機には受付職を希望している理由とこの美容外科クリニックを選んだ理由をメインに書き、活かせる経験とスキル・今後の取り組みは軽く触れ、具体的な内容は自己PRに入れる
- 「経営理念・経営方針」「美容が好き」を入れただけのありきたりな志望動機は避ける
- 「経営理念・経営方針」「美容が好き」を上手に活かした志望動機にし、約200文字前後にまとめる
このような感じです。
クリニックのホームページなどで情報を収集し、その内容を志望動機に入れても、応募者のほとんどが同じようなことを書いているため差別化されません。
ありきたりな志望動機でも少し変化を加え、美容外科クリニックの受付として入職しそこで自分は何をしていきたいのかをひと言入れてあげることで採用担当者の目を惹く志望動機が完成します。
志望動機の欄と自己PRの欄をうまく使い分けすることも必要になってきますね。
志望動機にだらだらと長い文章を書けば採用担当者に響くかといったらそういうわけでもありません。より具体的なアピールは自己PRの欄を使いましょう。
志望動機が十分に書けるおすすめの履歴書
悪い例文も含め、これまで紹介した志望動機の例文はすべて200文字前後でつくられています。志望動機は長すぎても内容が入ってきませんし、短すぎればもちろん採用担当者には響きません。
だいたい200文字前後の志望動機が理想です。
そこで、美容外科クリニックの求人に応募するときに使用する履歴書は、
- 志望動機と自己PRの欄が別々で設けられている
- 程よい文字間隔で、志望動機と自己PRがそれぞれ200文字くらい書ける
この2つがクリアしている履歴書を選ぶのがベストです◎
何度も転職していて、そのたびお世話になっている履歴書がこちらです。
「勝つ履歴書セット」というタイトルがめちゃくちゃインパクトありますよね(笑)
こちらの履歴書は二つ折りにしてやっとA4サイズになる大きさです。
つまり下の画像のように広げるとA3サイズの履歴書ですね。
志望動機と自己PRの欄がそれぞれ同じ幅のスペースで確保されており、200文字くらいは余裕をもって書けます。
個人的には志望動機上の「その他 特記すべき事項」の欄をもう少し小さくしてその分志望動機と自己PRの欄を少し広めてほしいくらいなのですが(;^ω^)
「勝つ履歴書セット」のいいところはクリアホルダーが3枚付いているところ。
下がセット内容です。
- A4履歴書…4枚
- A4封筒…3枚
- A4クリアホルダー…3枚
- 写真貼付用シール…4枚
- 勝つ履歴書・職務経歴書の書き方
こちらが1セットになっていて、履歴書は1枚多めについているので何度か書き直しもできます。
クリアホルダーが付属されている履歴書はなかなか無くて、これがとても役立ちます。
本気で美容外科クリニックに転職を考えているならば、こうしたガチの履歴書を準備することも大切ですよ!
競争率が高い美容外科クリニックですが、他の志望者と志望動機で差をつけ第一関門の書類選考合格を目指しましょう!
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