mama女医ちえこ先生の公式YouTubeから学ぶ「閉経年齢と性生活の関係性」

「すべての女性の美と健康を」をテーマにYouTubeチャンネルを運営されている産婦人科医、mama女医ちえこ先生の公式YouTube『mama女医ちえこ(THE YOUTUBE WOMAN’S CLINIC)』で紹介された、閉経年齢と性生活との驚きの関係性。

月経のある女性には必ず訪れる閉経。アメリカの研究では、性行為の頻度と閉経年齢とのあいだに関連性があったことが研究結果で分かっているそう。

アメリカ人を対象とした研究のため、残念ながら日本人を対象としたデータは無いようだが、このデータから、閉経年齢が遅い人に関係する要素や閉経年齢が早い人の原因などを知ることで、今後のパートナーとの性生活がより充実したものになるかもしれない。今回はその内容についてmama女医ちえこ先生から学びましょう!

mama女医ちえこ先生のTwitterアカウント▶@mamajoy_chieko
mama女医ちえこ先生のInstagramアカウント▶@mama_joy_chieko
mama女医ちえこ先生の公式YouTube▶『mama女医ちえこ
女医活ライター
mama女医ちえこ先生の公式YouTubeでは、性に関する情報や、妊娠・出産、ダイエット法など幅広い情報が公開されており、とても為になる動画ばかりです。

※mama女医ちえこ先生が動画内で発している言葉と多少のズレがあります。また、まとめの構成上、元の動画内容と順不同になっている箇所があります、ご了承ください。
※吹き出し画像及びアイキャッチ画像に使用しているmama女医ちえこ先生の画像は、公式Twitterよりお借りしています。

動画では、性交渉の頻度と閉経年齢とのあいだに関連性があったという研究データ(論文)を基に解説してくれている。

mama女医ちえこ先生ちえこ先生
この研究では、閉経に伴う生物学的・心理学的変化に関するデータの収集を目的とした米国の研究、Study of Women’s Health Across the Nation(SWAN)に1996年から1997年に参加した女性のデータから抽出した2,936人を対象にしたものです。この論文は、米国人女性の性生活と閉経の時期を10年間に渡って追跡調査した結果を求めたものです。
英国王立協会のオンライン科学誌、Royal Society Open Scienceにも掲載されているようだ。
気になる方は下のリンクから。
参考URL:https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rsos.191020
女医活ライター
リンク先を覗いてみたけど英語が苦手な私にはちょっと厳しい(´;ω;`)ちえこ先生、Help me!!!
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米国人女性・日本人女性の平均閉経年齢

この研究が開始されたときの状況から解説いただく。

mama女医ちえこ先生ちえこ先生
研究開始時の女性の平均年齢は45.88歳ですでに閉経していた女性はいなかったのですが、研究を始めた段階で46%の女性で月経周期の変化やホットフラッシュといった周閉経期の症状が現れ始めていたということです。
まず、対象となる2,936人の米国人女性の平均年齢が45.88歳で、そのときまだ全員閉経はしていなかった。しかし、46%、つまり半数以上の女性に更年期症状が現れて始めていてそのタイミングと重なる年齢であったようだ。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
閉経の前後5年間を周閉経期といって、この期間で更年期症状が現れるとされておりますので、研究開始時の年齢が45歳ということがちょうど更年期症状が出てくるくらいかなっていう年齢ですね。
この調査はどのくらい続いていたのだろうか。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
ここから約10年の間追跡されていくわけですが、この追跡している期間で自然閉経に至った女性の割合は45%、平均閉経年齢は52歳だったとのことです。
2,936人のうち、約1,320人がこの10年間のあいだに自然閉経しているという結果に。
それにしてもじゅうねんとは…(汗)
10年間ものあいだ、閉経に関連して性生活を追跡される心情は計り知れない…
対象となった女性たちのおかげでこうした研究結果を知ることができるというのは、実に恵まれている。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
これによると、平均して週に1回以上性交渉をしている女性は、性交渉の頻度が月に1回未満の女性に比べると閉経期に入る割合が28%少なかったということです。
ふむ。
つまり、より性交渉をしていた女性ほど閉経が遅くなるよーという結果だったことが分かる
女医活ライター
日本人女性の場合は、月経のある女性のすべてが閉経になる年齢は59歳といわれているようだ。更年期症状が現れるのは45歳から55歳くらいの間とされていて、平均閉経年齢は50歳と考えられている。
米国人女性の平均閉経年齢が52歳なのに対し、日本人女性の平均閉経年齢は50歳。米国人と日本人では平均で2歳の差があるということになる

遺伝で閉経年齢が決まる?

閉経年齢には遺伝性もあるとされているようだ。

海外の調査では、体質による遺伝で閉経年齢がある程度関係しているという統計が出されている。ただし、実家を離れて暮らしている親と子では、生活環境や食生活など大きく異なる場合もあるし、都会でストレスの多い環境にいたり、実家で食べるごはんと一人暮らしのごはんでは摂る物もまったく違ってくるだろう。

そのため親と子がまったく同じ環境下で生活していない限り、閉経年齢が同じになるということは考えにくいような気もする。

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閉経年齢が遅い人・早い人と、性行為の関係性

さて、性交渉をしている女性ほど閉経が遅くなるということは分かったが、ここで日本人の性行為事情(頻度)が気になってくる。

女医活ライター
親しい友人であればさらっと聞けたりするけど、親しくない相手に性交渉の頻度を聞く機会はなかなか無い。実際どうなんだろうか、興味深い。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
日本人女性は、年代を重ねるごとに一般的には性交渉の頻度は下がってきます。
まぁここは想像どおり。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
ただ、結婚している女性と結婚していない女性では傾向が違います。既婚女性ではもっとも頻度が高い20代で週1回以上性交渉がある女性は4人に1人以上いるようですが、年齢と共に減ってきます。
ふむ、ここもなんとなく想像どおりだ。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
これに対して、未婚女性では全年齢層で週1回以上性交渉がある女性は5人に1人程度で変わらないようです。
ん?
一見すると、未婚女性の方が少ないよね、そうだよね!と思ってしまうが、全年齢層でってところがポイントになる?
既婚女性は年齢と共に性行為が減ってくるのに対し、未婚女性は年齢に関わらず週1回以上性行為がある女性が5人に1人程度いるということ――
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
ぜんぜん性行為を行なっていない女性は、全年齢では3割程度となっていますね。
女医活ライター
なんだか難しくなってきたゾ…
(私の解釈合ってるのか…?)
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
性行為の機会を持ち続けることによる利点が指摘されていますが、そういわれても今現在、性行為の相手がいないっていう女性もおられるかもしれません。この研究では閉経の遅延に関連する性行為として、いわゆるセックス、つまり男性器を挿入するというもの以外にもオーラルセックスや愛撫、自慰行為も含まれています。つまり、パートナーがいない女性でも遅めの閉経による恩恵を受けることは可能だと考えられますね。
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閉経年齢とエストロゲン(女性ホルモン)の関係性

パートナーとの良好な性交渉は、女性ホルモンの分泌を活発化させることにも繋がる。

オーラルセックスや愛撫、自慰行為も女性ホルモンを活発化させることに繋がるならば、パートナーがいない女性でも閉経年齢を遅らせることが可能と考えられているわけだ。

逆に言えば、女性ホルモンの分泌が徐々に減っていき、更年期に早く入りやすいという状態になってしまうと閉経までの年齢が早まるといったことも考えられそうだ

mama女医ちえこ先生ちえこ先生
過去の研究では、一度も結婚をしたことのない女性や離婚した女性に比べると、既婚女性の閉経が遅い理由については男性ホルモンの影響があるのではないのではとしている報告もあります。性行為の機会を持ち続けることによって、さまざまな利点があるというのは医師の間ではよく知られていることだったりします。
なるほど…
既婚女性の場合、未婚女性や離婚した女性に比べると閉経は遅いというわけか――。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
たとえば、閉経が遅い女性では骨の強度が高く、脂質の値も良好に保たれている可能性が高いんですね。これは閉経するまでに分泌されている女性ホルモンであるエストロゲンが女性のからだを守っているからです。エストロゲンがあることによって骨も強いし、脂質異常症などの病気も少なくて、血管にもいい影響を与えているので高血圧が少なかったりとたくさんいいことがあるんですね。閉経後の女性で突然血液検査の異常が現れたり、血圧が上がったり、骨折しやすくなったリするのは女性を守ってくれているエストロゲンがなくなることが一因であることはよく知られていることです。
女医活ライター
やはり女性ホルモンは閉経に大いに影響しているのですね。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
良好な性行為の機会を持ち続けることで閉経が遅くなるだけではなく、骨や血液などの他の面でもプラスがあるんですね!
女医活ライター
女性ホルモン(エストロゲン)の分泌って大事なのですね!
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
ついでながらエストロゲンが女性のからだを守ってていいよーといっても、たくさん出ていれば良いのかというとそういうわけではありませんのでご注意ください。乳がんや子宮体癌の中にはエストロゲン依存性のものもあり、エストロゲンによって増殖してしまうようなものものありますので、何事もバランスが取れていることが大事ですよね。
mama女医ちえこ先生ちえこ先生
ちなみに男性のデータ(性交渉頻度)も見てみると、男性の場合には未婚男性のほうが性行為の頻度が低いようです。既婚男性で33.3%なのに対し、未婚男性では37.9%が性行為をまったく行なっていないということですね。
女医活ライター
おぉ…これまた意外な結果が。
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まとめ

ダイエットや不規則な生活、乱れた食生活やストレスなど、こうした日常の生活が閉経年齢の早い・遅いに関係していることも十分に考えられるであろう。

日常生活の中でホルモンバランスの乱れに大きく繋がってしまうような行動は、すべて閉経年齢に関係してくるといっても過言ではない。

閉経後、エストロゲンが減った状態が続けば生活習慣病のリスクも高まってしまう。生活習慣病の予防のためにも、とくに更年期の生活習慣には気を付けたほうがいいだろう。

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